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April 16, 2005

高田渡さん

「生活の柄」

歩き疲れては
夜空と陸との隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです
ところかまわず寝たのです
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ
寝たのですが
眠れないのです
このごろは眠れない
陸を敷いては眠れない
夜空の下では眠れない
揺り起こされては眠れない
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ
寝たのですが
眠れないのです
そんな僕の生活の柄が夏向きなのでしょうか?
寝たかと思うと寝たかと思うと
またも冷気にからかわれて
秋は秋からは
浮浪者のままでは眠れない
秋は秋からは
浮浪者のままでは眠れない

『山之口貘詩文集』(講談社文芸文庫)

「母が亡くなったのは、僕が8歳で母は49才だった。母の歳はなんとか越えた。父が亡くなったのは、62才の少し前だった。僕は18になっていた。この頃、ギターを持っていた。あっという間だった。父を越える事はできないが、もう少し何かをしたいと思っている。
病気のくり返しなのに、反省してない。そんな僕に、僕が想っているだけかもしれないがとてもステキな友人がいる。
そんな友人達が「トリビュート」をつくってくれた。
本当にうれしく思っている。僕はまだ元気なのだが...。
これなら生前葬で前金もらって、「いつかきっと死ぬから一口以上でよろしく...。」と元気でいます。
死ぬまで生きます
『高田渡トリビュート』ライナーノーツから

「高田渡君が今日の午前1時22分、釧路の病院で息をひきとったとの深夜の悲報。
何とか持ち直してくれと俺達も心で強く強く祈っていたけど
10日間もの無意識状態を見守られたご家族も大変だったはず。
無念、残念です。

でも俺には解き放たれて楽になったよと笑顔を見せる彼の顔が見える。
「俺みたいのが最後まで生き残るんだよ。」と言いながらも
この世にさほど執着なさそうな君にも思えたもの。

冥福を祈ります。合掌。 」

大好きでした。合掌。
いま、会社ですが、このシーズンだと目が赤くなっても「花粉だから」っていえるからいいです。
『高田渡 BOX』を買いました。

訃報:高田渡さん56歳=フォ-クソング歌手の草分け

[追記]

日本フォークの草分け、高田渡さん死去

今月30日から吉祥寺バウスシアターで『タカダワタル的』4/30(土)よりレイトショー!

[追記2]

 葬儀は17日、吉祥寺カトリック教会で行われた。最後は「マイブルーヘブン(私の青空)」が歌われたとのこと。

http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/19227383.html#comments

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Comments

映画「タカダワタル的」を去年見た時は、
ひょうひょうと、まだまだ、生きつづける人と、
思っていたのに、残念、無念です。合掌。

Posted by: 葉っぱ64 | April 16, 2005 at 05:21 PM

BSでやっていた番組に出た高田さんが『生活の柄』を歌っているのを思い出して、久々にビデオで見ました。

ご紹介の映画も見に行きたいと思いました。

Posted by: pata | April 17, 2005 at 10:21 PM

高田渡サンを知らないようなひとたちとカラオケに行ったときに、『生活の柄』を歌ってしまったことがありました、そういえば。山之口獏詩文集も、高田さん経由で買いました。

散歩、というより、ふらぁふらぁと歩いては、『生活の柄』や、泉谷しげるさんの『春のからっ風』なんかが口からこぼれることが、たまにあります。

Posted by: 退屈男 | April 19, 2005 at 12:54 AM

退屈男さま、コメントありがとうございます

「生活の柄」出だしのところなんか最高ですよね…

Posted by: pata | April 19, 2005 at 05:15 PM

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