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March 28, 2005

『島原・天草の諸道』

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『島原・天草の諸道』司馬遼太郎、朝日文庫

 コムズカシイ本が読めない。『フランス7つの謎』小田中直樹、文春新書、2005で紹介されていた『時計職人とマルクス』渡辺孝次などもゲットしたはいいけど、途中でほっぽり出したままだ。花粉シーズンが終わるまでは、当分、こんな感じだろう。

 ということで、最近は、もっぱら、ゴールデンウィークにビッグアイで行われるFC東京vs大分のついでに廻ってくる予定の九州地方に関する司馬遼さんの「街道をゆく」シリーズを読んで、気をまぎらわせている。

 下関から大分、佐世保、長崎とまわる予定だったが、もしかして、島原・天草まで足を伸ばすことになるかもしれない。『島原・天草の諸道』を読んでいて、島原の乱の一揆方が、「サンチャゴ!」と鬨(とき)の声をあげて海岸に上陸したあたりを見たくなったからだ(p.244~)。

 サンチャゴというのはスペインの守護神である十二使徒の「ゼベダイの子ヤコブ」のスペイン語風の読み。ボアネルゲ(雷の子)というあだ名をもらうほど気性が荒かったようで、スペインではレコンキスタ時代に「サンチャゴ!イ・シエーラ・エスパーニャ!」という鬨の声をあげてイスラム教徒と戦ったというが、それが遠く、スペイン人神父らによって教えられたためか、天草でも発せられていたということに、妙な感動を覚える。

 「平戸オランダ人商館の日記」講談社学術文庫によると、「サンチャゴ!」という鬨の声はポルトガル人も発していたようで、イベリア半島では、いまなお、伝説の守護聖人として広く信仰を集めているようだ。

 そういえば去年のCLで、バスク人であるデポルティボ・ラ・コルーニャのハビエル・イルレタ監督も「準々決勝第1戦を1-4で落とした後、もしも火曜日にミランに勝つことができたら、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩いて巡礼に行く」と語り、見事に4-0でミランで破った後、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼を果たしている。

 ちなみに、大聖堂「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」のコンポステーラは英語に直訳すればCampus of Stars つまり、星降る平原となる。

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Comments

こんにちは。

「サンティアゴ巡礼」に反応して。
以前、TVで見たり本を読んで、
すごく興味を持っていました。
全部は無理だとしても、少し歩いてみたいなぁと思ったり。

思いつめたものはないのですが(笑)、
自然の中に身を置いて、祈りとともに
ただただ歩くという行為をしてみたいなと。

Posted by: hiyohiyo | March 30, 2005 at 12:06 PM

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