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February 28, 2005

モノレールに見るJR東日本の先祖返り

monorail
 今日は東京流通センターまで用があって浜松町からモノレールに乗った。モノレールは眺めが素晴らしいけど、ちょうど佳境に入っていた本を持っていたので読むのに没頭…していうるうちにアナウンスがおかしいのに気づく。

 「次は羽田空港第1ビル駅」。

 んなアホな。あまりにも熱中しすぎて乗り過ごしてしまったんだろうか?いや、外を見ても大井競馬場前の近く。「案内のテープの故障かな。すぐに訂正のアナウンスがあるだろう」と思っていると、競馬場を素通りする!んなことがあってたまるか!と思ったら、東京モノレールは確か快速運転を始めたみたいなニュースの断片がアタマに浮かんできた。

 結局、約束の時間からは15分も遅れてしまう。平身低頭していると、相手先でも「間違う人多いんですよ」といってくれる。

 東京モノレールは数年前、日立グループからJR東日本へと経営権が移った。日立とすれば、車両をつくっただけだったのに、最初の運営会社がコケた責任を負わされ続けるのはヤだったんだろうし、本職の京急相手に羽田ダービーを勝ち抜くのは難しいと思ったのだろうし、経営資源をコアな部分に集中させたい、という思惑があったんだろうと思う。まあ、それは仕方ない。本業の東日本にまかせた方が、もし顧客サービスがあがれば、長い目でみても利用者にとっても安心だ。

 調べてみると浜松町から羽田空港第1ビル駅までは快速列車で17分(普通列車なら21分)、第2ビル駅までなら快速列車で19分(同23分)とのこと。平日の運転本数では480本のうち快速は49本。つまり10本のうち1本がアタリというわけだが、さして時間的なメリットはないということもわかる。

 快速の運転開始は04年8月8日のダイヤ改正からだが、普通電車の追い抜きを行わない、スジつぶしの運行となっている。どういうことかというと、本来なら、前にもう一本、普通の各駅停車の列車を入れられるのに、それをつぶして、2本分のダイヤの時間を確保して「なんちゃって快速」を運行しているわけだ。

 車両も新しくしたみたいだし(目的はコストダウンだろう)、運行コストもスジつぶしによって1割下げつつ「快速運転開始しました」なんて感じのゴマカシのサービスアップでお茶を濁し、客に対する周知は徹底せずに、SUICAの通し割引も行わないし、ホームが狭く屋根も殆どない駅はほったらかし。

 国鉄がJRとなってもうすぐ19年。JR東日本は、すっかり顧客のことなんか忘れた企業に先祖返りしつつあるようだ。

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Comments

はじめまして、hikoと申します。

トラックバックさせていただきました。
お暇がありましたら、私のBlogも覗いて見てください。

Posted by: hiko | March 04, 2005 at 12:11 AM

hikoさん、はじめまして。
TBありがとうございました。京急とJRの戦い、どちらに軍配があるんでしょうかねぇ。

Posted by: pata | March 04, 2005 at 07:49 AM

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