« iPOD miniを購入 | Main | 山口瞳さんの単行本未収録作品 »

January 27, 2005

『パークライフ』

park_life

『パークライフ』吉田修一、文春文庫

 読むものがなくなったので、ABCの文庫本のお勧めコーナーから、担当のMさんも褒めていた『パークライフ』を購入。日本人の書いた小説らしい小説を読むのは『アフターダーク』以来かな。

 まあ、サクッとは読める作品なのだが、印象に残るようなフレーズ、会話などもないし、もちろんストーリー展開がほとんどない、というぐらいの予備知識はあったものの、最後まで「ふーん」という感じで終わってしまう。

 ダヴィンチの人体解剖図、ラガーフェルドという名前の猿や、スターバックスコーヒー、スポーツジム、ニーナ・シモンなどの設定がことごとくカチンとくるというか、神経にさわる。新しい人と人との距離感を描きたかったのかもしれないが、最初からセックスレスになりそうな30代の男女のラブストーリーを苦労して軽く描いても、「不毛だ…」としか思えない。きっと不毛じゃないんだといいたいんだろうが、だとしたら腕が足りない。

 もう一作収録されている『Flowers』はもっと出来が悪いし、キャラも魅力ではない。

|

« iPOD miniを購入 | Main | 山口瞳さんの単行本未収録作品 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23829/2708500

Listed below are links to weblogs that reference 『パークライフ』:

« iPOD miniを購入 | Main | 山口瞳さんの単行本未収録作品 »