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November 12, 2004

『ゲーテ美術論集成』

『ゲーテ美術論集成』ゲーテ、高木昌史編訳

 装丁にダマされて購入してしまったが、内容にガックリ。これは2310円もとるような本じゃないよ。

 ユリイカも現代思想も好調とも思えないが、そんな青土社の編集は、もうちょっとダメ出ししないとアカンと思う。まずタイトルが正しくない。「集成」なんてもんじゃないし、だいたいゲーテの文章の方が少なく、ヘーゲルなど他の同時代の哲学者や文学者の文章の方が多い。「別名『眼の人』と呼ばれる文豪ゲーテ。眼の快楽を究め尽くすその好奇心は、北方ルネサンス、17世紀オランダ絵画、ドイツ・ロマン派そして風景画、さらには建築・彫刻までへと旺盛に拡張する――。」なんていう広告コピーも完全に誇大。

 これはどうなっているんだろうか?

 しかも、訳出された文章が面白くもなんともない。唯一、「ふーん」と思ったのは、ゲーテの時代は、もちろんフルカラー印刷なんてないから、エッチングでコピーされた絵画を見ながら評論を書いていること。しかも「コピーを見ながら書いているので正確だ」みたいなことも書いている。うーん。

 「六本木ABCの人文コーナーで1日1冊」を合言葉に本を購入しているのだが、無理して買うと、こういった間違いをやってしまうという見本。

 ぼくは買った本の読破率はかなり高いのだが、これは途中で投げ出した。

Goethe.jpg

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