B級グルメ鹿児島篇
12月16日の天皇杯5回戦は鹿児島・鴨池に決まった。ハラ監督は「全チームが中立地でやったり、組み合わせと一緒に会場が決まっているのならまだいいが、一発勝負なのに、こうやって一部のチームだけがホームで戦えるのは不公平」と苦言を呈している。まあ、謎というか、もし大宮が入れ替え戦に回ったら、日取りを変更せねばならず、そのキャンセル料の問題かなとも思う疑問な決定だが、とりあえず、鹿児島に行ったときのこなどを、別なBBSで書いたのを紹介してみる(この関連も謎だが、サポータに高額の負担をかけるような迷惑は誰にもかけていない)。
ということで、昨年の夏のことだが、いつもの通り、日帰り出張で鹿児島へ。JR関連の仕事。即ち朝5時起きして、6時55分羽田発の全日空に乗る。相変わらず手荷物検査が厳しい。そういえば、何年か前、ハイジャックしてレインボーブリッジをくぐろうとしたバカがいたが、あの犯人も元JRの人間だったな、とか思い出す。
鹿児島空港はこの時で4度目。空港は山の中。市内まで50分かかるというアクセスの悪さ。同じ九州でも地下鉄で15分という福岡空港とは雲泥の差。季節は夏。飛行機から出たとたん、亜熱帯のような空気の重さと、肌にくらいつくような太陽光線を感じる。前日は35度まであがったという。暑い。でも、九州はどこも好きだ。
とはいえ、青森といい、鹿児島といい、なんで中世までの日本列島の最果ての地は、二つ半島がある地形で、しかも全く言葉が通じず、気候も厳しいのかとつまらない連想がフトわきあがる。
市内へと向かう道は、奇岩・変岩がおりなす変化にとんだ風景。パソコンでMP3の音楽を聞きながら楽しむ。
夕方、仕事から解放され、素早く原稿をまとめた後、ひとり天文館に繰り出す。とりあえず腹ごしらえと、鹿児島ラーメンの「くろいわ」へ直行。
「くろいわ」鹿児島市東千石町9-9 099-222-4808
「ざぼん」などは東京に店出しているしというので、行くなら「和田屋」か「こむらさき」かここだと思った。もし旨かったら、和田屋にも挑戦しようと計画していたのだが…麺がトンコツスープに対して弱すぎる感じを受けた。地元産の黒豚も使用したトンコツと鶏ガラを3対7で煮込んだスープも、「まあ、しつこくはないわな」程度。焼きネギのも量が少ない。あの程度では、匂い消しにはならんと思う。アブラ身7肉3のチャーシューは論外。地元の人間に後で聞くと「こむらさき」がいいとのこと。ちなみに、たくあんの小皿は水の入ったコップの上に載せて運ばれてくる。
ということで、次に向かったのは『むじゃき』
「むじゃき」 鹿児島市千日町5-8 099-222-6904
カキ氷でビルを建てたのは、日本広しとはいえここぐらいではないか。それまで鹿児島に行ったときは、いつも冬場だったので、夏、暑いときにここの白熊を食べるのが長い間の目標だった。
ご存知の方も多くなってきたが、白熊とは、はやい話が超巨大カキ氷。巨大なお皿に超大量のふわふわ氷をこれでもかと乗せ、自家製ミルクたっぷりとかけ、フルーツと色どりの寒天を散らばせるとできあがり。
「白熊だけのお客様は5階に」という張り紙があったので素直にエレベータで上がると、店内超満員で20人以上が待っている。しかし、長年の夢をこれしきのことであきらめるわけにはいかない。とりあえず、4階の食事コーナーに下りると、席が空いてるではないか!。事情を話すと「どうぞ」ということで、窓辺の掘りごたつの席に案内された。らっき。
しばし、白熊と格闘するも、圧敗。半分以上を残す。最後に下の方まで「掘って」みたら、そこにもフルーツがあるという良心的なつくりはさすが。しばし休んで原稿チェックなどで一休み。
最後にはさつま揚げでしょう。ということで向かったのは「徳永屋本店」。
「徳永屋本店」鹿児島市東千石町4-23 0992-25-1726
駅や空港にも売っているけど、本店の揚げたては一味違うと聞いたので、同じ天文館だしモノホンをゲト。近海のグチ、ハモ、エソなどのすり身に豆腐などをあわせたさつま揚げに様々な野菜練りこんだバリエーションが楽しめる。で、なるほどね、と思ったのが、同じさつま揚げとはいっても、「超特」「特上」「上揚」があること。もちろん、せっかくなので高い方を頼む。しかし、超特とはいっても100グラム250円と安い。駅や空港のお土産とは違う。しかも量り売りしてくれるのが嬉しい。
「超特」のスムースさは素晴らしい。大して高くないから、ぜひ。
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