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September 07, 2004

4色ボールペンはゼブラ

筆記具に関しては一時、思い屈したことがある。「仮にも文章を生業とするんだしぃ」みたいことを初々しく考えて、最初の頃はいろいろと万年筆なども買い集めたが、どうも気に入ったものがなかった。

そんな中でもかなり使っていたのは、椎名誠さんが愛用していたというラミー社のカートリッジペン。2年ぐらいは何本か揃えて使っていたが、書き味がカリカリしすぎるのがどうしても気になって最終的には蔵入り。その反動で「やっぱモンブランでしょ」とマイスターシュティクのBぐらいの太字のをこれまた2年ぐらいは使っていたが、満員電車などに乗ると、折れそうで精神衛生上よくないということで、会社か自宅に置きっぱなしになることが多くなった。

こうした間、時々、0.9mmのシャープペンシルなんかもリバイバルするのだが、やっぱり飽きてくる。

どこまでもスラスラヌラヌラと書けるものはないかな、ということで、ボールペンの比重が高まっていったように思う。これもモンブランだ、ウォーターマンだいろいろ試したが(モンブランのがやっぱりいいとは思うが高すぎ…)、常に2本以上持っていないと、いざという時に書けないという不安がある。

そんなこともあって、もらい物みたいな3色ボールペンを使うことが多くなっていった気がする。

別に高いモンじゃなくていい。オフィスのディスカウントショップなんかで230円前後で売っているようなヤツでいい。無くしても惜しくはないし、いっぱい転がっていてもジャマにはならない。多色ボールペンは軸が太いのので書きやすいし、もし1色が出なくなっても、他ので書ける。「重要だ」と思ったら、別な色に変えてグリグリしたりすれば一目瞭然。

ということで机の中をガソゴソしてみただけで5本見つかった。

一番のお気に入りはゼブラの4色ボールペン。ブルーの発色と書き味が一番いいと思う。色を変える時もボディ真中にあるボタンをおせば一発で元に戻る。この確実性は素晴らしい(意外とジャムるのがあったりする)。クリップ式になっているのも胸ポケットから落ちなくていい。もちろんラバーグリップ付きだ。いまのところ、多色ボールペンでは決定版ではないだろうか。ということで、写真でも3色が2本、4色で1本がゼブラ製。

個人的に何かとイラつかせてくれる齋藤孝さんなのであるが『三色ボールペン情報活用術』という本を出した時にも相当ムカッときた。斉藤流に「客観的に最重要なものは赤、まあ大事なものは青、主観的に大切だと感じたものは緑で、線を引いたり、丸で囲ったりする」なんてシチ面倒臭いことを本当にやっている殊勝な心がけのニンゲンは本当にいるのかとも思うが、そんなことをせずとも多色ボールペンは便利なので、ぜひ。ちなみに某M社のは個人的にお奨めしない(書き味悪いし、途中で書けなくなったりした)。ゼブラがなかったらせいぜいパイロットだが、パイロットのは進歩が止まっている印象。ということで多色ボールペンはゼブラで、ひとつ。
zebra_ballpen.JPG

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