近鉄のグループ企業売却
近鉄は24日、物流子会社の近鉄物流をハマキョウレックス社に売却すると発表した。6月に近鉄エクスプレス株を放出したのに続くものだ。
資料をみてみると、近鉄は02年6月に発表された新「近鉄グループ経営改善計画」から、近鉄バッファローズのオリックス売却につながる一連の動きを開始していた。これは01年度決算においては連結で3年連続、単体で2年連続の最終損失計上を余儀なくされ、無配に陥ったことがキッカケになっているようだ。さらに、05年度からの減損会計導入に備えるという意味もあったようだ。
当時の資料によると、志摩スペイン村事業ほかの関連資産についての評価見直しと「グループ事業については、各社の収益性と各社事業内容の再検討を行い、グループ内の内部補助に依存する会社および事業は原則として早期に撤退または売却に踏み切る」としている。知らなかったのだが、「不採算事業の整理」として、近鉄劇場および近鉄小劇場の閉鎖、OSK日本歌劇団への支援打ち切りも決められていたようだ。
近鉄がバッファローズを手放すのもわからないではないが、貧すれば鈍すではないが、よりによってオリックスとの統合という最悪手を打たなくてもよかったのに、と思う。そして売却先として関西電力、大阪ガス、松下電器産業しか思い浮かばなかったとい日経ビジネスの記事が真実であれば、いかにも発想が貧困だったんだな、と思う。
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