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August 21, 2004

「アジア杯は序盤、引いて体力温存」とジーコ

 オリンピック特集の中で埋もれてしまいそうなNumber 609のインタビューだったが、すっかり落ち着きを取り戻したジーコの笑顔(写真◎藤原康利)と、コンテンツあふれる内容(文◎熊崎敬)で読ませてくれた。ジーコに関して、アジアカップを勝った後でも「オマーンやバーレン、ヨルダンには押されていた」「組織のサッカーにやられた」とか、聞いた風なことをいろいろ言っているヒトたちがまだいるが、今回のインタビュー記事なんかをマジメに読んでみたらどうかと思う。まあ、本人がいったんバカの壁をつくっちゃうとどうしようないけど。

 インタビュー記事でまず素晴らしかったのが、勝つには勝ったが個人的な資質で中東の選手に劣っていたのではないか、という質問に対する答え。ジーコは気候が中東勢に適していた酷暑だし、比較的早い時間の18時キックオフという試合が多かったこともあり「公表しなかったことだが、実は序盤は少し引いた状態で戦おうとしたんだ。最初から攻めに出たら、最後までもたないと思った。中東勢の攻撃力が際立って見えたとしたら、ウチがそうした作戦を立てたということにも関係があるだろう」としている。

 なるほどね。「中東勢の攻撃力が際立って"見えたとしたら"」ね。日本中のサッカーライターやネットでジーコ批判を書いていたヒトたちは、みんなこう見えていたもんね。で、ジーコをチクチク批判していたわけだ。特に、「この内容とチームマネジメントでは、優勝しても支持できるかどうかわかりませんね」というわけのわからない書き込みにすがるようにして過剰反応した、アンチ・ジーコのヒトたちには、こうした作戦があったということの可能性なんかは、まったく考えもしなかったんだろうと思う。

 様々な可能性がある中で、さほど豊かとも思えない観戦歴とネットで仕入れた"知識"、それに2chであたり形成された"アンタ・ジーコの空気"を真に受けて書いていれば、まあ、こうした間違いを犯すのは仕方ないけど、もうそろそろ、失敗から学んだらどうか。まあ、何度も書くけど、本人がいったんバカの壁をつくっちゃっているとどうしようないけど…。
Number609.jpg

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