『ニッポンの誤植』
今日も目ぼしい獲物はなかったな…と思いつつ六本木ABCのレジ前の平積みカウンターまでやって来た時に、そいつはいた。変形版にややオサレな装丁をして。4月に発売されてしたというのに、どこに隠れていたのだろうか。
「ままよ」とばかりに980円で買い、電車の中で読み始めたら、笑いが止まらず「イカン、このままでは明らかに陽気でおかしくなったヘンな人と思われる」とカバンの中にしまいこんだ。家に帰ってきて、フロ場で読んだのだが、爆笑の連続。久々に心の底からバカ笑いをしてしまった。
この本は致命的な誤植を発見した読者が、それを写真に残したものを集め、収録している。ただそれだけの本だ。時には金原ひとみさんや175RのSHOGOなどが批評を加えているが「和田獏を武者小路実篤に訂正します」という文芸誌の驚きの訂正文や(そもそもどうやって間違えるんだ…)、無名バンドの「ドングリ付」というライブ告知(もちろん正しくはドリンク付き)、「褌の大家」と紹介された禅の鈴木大拙などの前には、こざかしい批評などは意味がない。
地人ごととはとても思えず、自分でも「オレは誤字脱字王」と思ってはいるものだから、ここで笑ってはバチが当たると恐れつつ、しばし時間を忘れることができた。
同業者の方々には特にお勧め。これまで自分がやってきた誤植に対して、少しは気が楽になると同時に、「やっぱ、ちゃんと校正せなアカン」という気分を新たにしてくれる(うーん、頑張ろう…)。

「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 『喧嘩の日本史』本郷和人(2026.06.06)
- 『風まかせ十二カ月 柳家三三の落語つれづれ』(2026.06.05)
- 『真説 豊臣兄弟とその一族』呉座勇一(2026.05.30)
- 『マンガ 清原達郎 わが投資術 3 市場は誰に微笑むか』(2026.05.28)
- 『歴史のなかの貨幣 銅銭がつないだ東アジア』黒田明伸(2026.05.27)










![日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』『哲学探究』 2026年 4月 [雑誌] (NHKテキスト)](https://m.media-amazon.com/images/I/51LCw-1zUFL._SL75_.jpg)

































































![谷垣 禎一, [聞き手]水内 茂幸(産経新聞), [聞き手]豊田 真由美(産経新聞): 一片冰心 谷垣禎一回顧録 (扶桑社BOOKS)](https://m.media-amazon.com/images/I/510i31ZhD4L._SL75_.jpg)











![川手 圭一: 明解 歴史総合 [歴総 706]](https://m.media-amazon.com/images/I/51wJ+QAxpxL._SL75_.jpg)



































































![日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 アリストテレス『ニコマコス倫理学』 2022年 5月 [雑誌] (NHKテキスト)](https://m.media-amazon.com/images/I/51LBo-PwFzL._SL75_.jpg)





















































![日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)](https://m.media-amazon.com/images/I/51uDD+IfjML._SL75_.jpg)






































Comments
誤植発見。
地人ごととは→他人ごととは
ですよね。でもこの紹介だけで笑ってしまいました。
Posted by: algol | July 16, 2004 10:50 PM
きょ、恐縮です…
ご指摘の通り直そうかと思ったのですが、これは、これで生かさせていたただきますw
とはいうものの、後で書きますが、この本を買ったABC六本木が閉店してしまったんです…ショック。
Posted by: pata | July 16, 2004 11:18 PM