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June 28, 2004

『勇者の赤いバッヂ』が1500円なら買いでしょ

もしかしたら面白くないかもしれない。いや、かなりの確率で「なんだこんなの」という感想をもらす人がいるかもしれない。ただし、映画史的には買いのDVDが1500円で手に入るんだから、一応、お勧め。

 それはジョン・ヒューストンの『勇者の赤いバッヂ』。南北戦争に召集された若い兵士が恐怖にかられて戦線から逃げ出すが、それを克服し、英雄になるというなんともいえないネオコンライクなストーリーだけど、ジョン・ヒューストンのファンにとっては見逃せない映画。昨年秋、ビデオも含めての初めてソフト化されたので、逆上して買ったのを思い出す。

 なんといっても『眼下の敵』(1957) 、『雨に唄えば』(1952) 、『アスファルト・ジャングル』(1950)、『オズの魔法使い』(1939) などのHarold Rosson(ハロルド・ロッスン)の撮影が見事。ジョン・ヒューストンは『黄金』(1948) のシャープな画面が印象的だけど、ノリノリだった頃のヒリヒリ感がそのまま画面に投影されている感じ。本当にシャープで締まりのいい白黒画面だ。

なんと上映時間は69分。ジョン・ヒューストンは『アフリカの女王』(51)製作のためにアフリカに渡って象狩りに夢中になってるうちに、MGMが勝手に再編集して公開し、映画は興行的にも惨敗してしまったらしい。この版がヒューストンのオリジナルか、MGM編集版かわからないけど、怪物時代のヒューストンの勢いだけは十分に堪能できる。

 アフリカの像狩りのエピソードは、クリント・イーストウッドが『ホワイトハンター ブラックハート』で描いているし、レイ・ブラッドベリが白鯨の脚本書くので招かれて、散々、ヒューストンにいたぶられるという映画もあったけど、とにかく、個人的にジョン・ヒューストンはもっと評価されてしかるべき人だと思っているので、ぜひ。
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