いまプラズマを買わない4つの理由
恵比寿の飲み屋さんで、アテネに向けて「プラズマ!プラズマ!」とコールされてしまったので、とりあえず偵察に行ってきた。
しかし、結論から先に言えば、「いまは買わない」。理由は以下の通り。
[画質がブラウン管と比べてかなり落ちる]
地上波というかNTSCの画面を50インチで見ると斜めの線はジャーギーになるなどアラが目立つ。ハイビジョンではさすがになめらかになるが、50インチ以上は地上波デジタルに完全に切り替えられた後でなければ買わないと思った。
次に42インチだが、これは、まあまあ見られる水準。37インチでは、確かにウチにあるブラウン管の37インチと比べると多少画面は大きくなってはいるが、わざわざ買い換えるほどのものではない。
ということで、この時点でとりあえず42インチで比較することにした。
[ノイズが意外と大きい]
とりあえず、大手カメラ販売店の2社で比較したが、画質で「まあまあ」と思えたのは、パイオニアとパナソニックだった。他社のはやや暗かったり、鮮明さで落ちた。特に、ずっと「AVはS社」できただけに、同社の製品はやや寂しかった。
さて、画質面ではパイオニアとパナソニックに決まったのだが、ずっと見ていて、気になったことがあった。それはファンの音。パイオニアの製品はファンレスらしいが、パナソニックの製品は近づいたらブーンと音がした。
なぜかな、と思って聞いてみると「パナソニックはチューナーが本体に内蔵されているんで、どうしてもいまのチューナーはパソコンみたいな感じだから、ファンが必要なんすよ」というのが店員の説明だった。それにしてもノイズィーだ。まあ、蛍光灯みたいなもんだからなぁ。
[チューナーは別なのが普通なのか…]
ということだが、その説明で気になった。「パイオニアはどーなのよ」。すると、チューナーから画像をケーブルでひっぱってきている。つまり、一体型ではない。音も聞こえないハズだ。
実は、DVDレコーダーのRX-3のノイズにはかなり悩まされていて、これ以上、リビングをファンの空気を切り裂く音で埋めたくはない。
となると、素早く「全部ダメじゃない」ということになってしまった。
[台も別料金]
あと、驚いたのが(単なる無知のせいだが)、台は別料金だということ。安いのでは2万5000円ぐらいから売っているが、ちょっと凝ると10万円。壁掛けで斜めにつけようと思うと、「専門業者に頼まないとダメですね」とのことだった。
ということで、ウチのAV環境は、02年のワールドカップ仕様のままで、当分いくことにした。あと、将来据えつけるなら「壁掛けっきゃないでしょ」と思えたことが収穫だったかな。
もちろん、29や32インチクラスのブラウン管のテレビを持っていて、ハイビジョンを見たいという方には、パナの新製品の42インチを見てからパイオニアと比較することをお勧めする。パナは36億2000万色というのがウリらしい(ファンの音が小さいことを祈りますw)。
まあ、それとやっぱり…。地上波デジタルのチューナー入ったヤツだと42型で60万円というのは、まだ高いわな…。
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