iPODインポート報告#6「ベートベン弦楽四重奏曲 9-16番」
やっぱ、いい曲の方がインポート作業&リスニングも進むなぁ。後半はあっちゅう間だったような気がする。
ラズモフスキーの3曲は、交響曲第三番「英雄」から第六番「田園」の間で作曲されている。まあ、よくも書いたりという中で生まれた作品だ。
で、まあ、ラズモフスキーシリーズ最後の9番。第一楽章の不安なイントロの意図はまったくわからないが、その後は軽快に進行していく。映画やドラマやいろんなところで内緒で使われている部分だ。
10番は第一楽章のピチカートがハープみたいというところから「ハープ」付けられた。なんか題名ってみんなそんな感じで付けられるよね。ま、曲としては「田園」以降のゆとりが感じられる作品。第三楽章は「運命」をバカっ速く四人で演ったような印象。ブーレーズがCBS時代、運命をヤケクソ気味にNYPOをバカっ速く振った盤があって、いつかまた冗談で聴いてみたいと思うのだが、なかなかCD化されない。ブーレーズにとってイヤな思い出なんだろうか。
11番は「セリオーソ」という名がつけられている。Seriosoとは厳粛に。いかにも、という感じがする。ユニゾンで入る第一楽章から緊張感あふれまくり。
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ということだが、「セリオーソ」の10年後に書かれたのが12番で、ここから、世に言う難解な後期が始まる。第一楽章の出だしから力強い。しかし、美しい。でも不安感たっぷり。いろんなことを感じさせてくれる。でも、不思議と、あの顔かたちを想像させない透明感がある。第四楽章なんかは、特に「力強さの中の透明感」を表現している感じ。すごすぎ。
13番はなんといっても第5楽章 カヴァティーナ(旋律的な曲、アダージョ・モルト・エスプレッシーボ)。抒情的な美しさにあふれている。涙を流しながらこの部分を作曲したといわれているのも納得。続く第6楽章は後から付け加えられ、ベートーベンが生涯で最後に作曲した曲だといわれている。カヴァティーナで終わればストーリーもできるのに、彼はそうしたことをせずに、しかも当初予定の15分超の大フーガではなく、7分のフーガで締めくくる。彼はそういう人なんだろうな。13番買えばだいたいのCDには大フーガもついてくる。
14番は古典的な感じさえする。でも、7楽章まである。演奏会で13番と連荘でやるのは無謀だ。つか聴衆もたまらん。でも、いい。ひょっとして一番好きかも。
第15番は抑えた感じのハーモニー重視で軽快な感じで始まる。「病癒えた者の神への聖なる感謝の歌、リディア旋法で」と題された第三楽章は15分超という長さ。ここだけで五部に分かれる。いい。1ヶ月間、生死の間をさまようような大病をした後につくられた曲。感謝のアダージョ。
番号上の最後の16番はモーツアルトに帰ったような作品。最終の第四楽章の冒頭に「ようやくついた決心」「そうでなければならないか?」、「そうでなければならない」と書かれている。ようわからん。けど、なんか終わったような気もする。
ということで、全曲完了。いいGWだった。
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