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May 11, 2004

スタジアムの寒い風景:FC東京vs柏レイソル

寒い風景だと思った。諧謔的に「いやー、イイもんみせてもらった」と笑うこともできない。普段の生活なら、そしらぬ顔で足早に立ち去るしかないような場面だが、ここはスタジアム。しばらく一緒に同じ空気を吸わなければならないのが辛かった。

横断幕を掲げているのは柏サポ。5/9に国立競技場で行われたFC東京との一戦、試合前のウォーミングアップに出てきた選手たちに向かって掲げられた。

柏の選手も商売とはいえ、やってられないだろうと思う。しかも、一瞬芸であるならば「あれ?今のなんだった?」という感じで周囲の注目を引くかもしれないが、布代、インク代など横断幕の制作費を考えて少しでも長く見せようとしたのだろうか、なんとウォーミングアップの間中ずっと掲げられていた。

こういうもんは長くやればいいってもんじゃない。粋じゃないね。ヤボだね。なんつうか貧乏人の発想。雨の中、一生懸命になってわざわざバカを晒しているとしか思えないサポもハタから見ていれば可哀想だが、選手はもっと可哀想だ。
kasiwa_supo.JPG

文章も 「恥ずかしいな」と思った。まず主語。「俺達って…」中高生の応援団じゃないんだよな。「死ぬ気で戦え?」なんという手垢がついたフレーズ。こんな陳腐な言葉でヒトのココロに何か訴えようと本気で思っているのだろうか(しかも赤で強調する精神の貧しさ…)。それに長い。最後の3列目は蛇足。「考えがある」のは当たり前。それが何かを明らかにしない限り、ブラフにもならないし、この程度の文章を書く人びとの考えは、まあ、なんというか「お里が知れる」感じもするし逆効果。

ぼくが添削するなら「魂を込めて走る池谷サッカーをみせろ!」かな。

とにかく、やめた方がよかったのに、と思う。効果があるならわかるけど、試合はFC東京に2-0から1点を返すのがやっとの事実上のボロ負け。当然の結果だと思う。あの横断幕でヤル気が出てきたという選手がいれば、行って小一時間ぐらいインタビューしてみたい。国立までやってきてご苦労なことではあるが、ひとつ、なんとかしていただければ、と一瞬思って、素早く忘れることにした。

それに対して「暴力的なエレガンス」みたいなものを一瞬でも感じさせてくれる東京のサポたちは悪くないと思う。

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