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May 13, 2004

東京B級グルメガイド#33「マイヨール」

マイヨール 中央区八丁堀2-30-18八丁堀ジョンソンビル 3555-0982

 地下鉄日比谷線の八丁堀駅を出てすぐの亀島橋のたもとにあるスパゲティー専門店。店の名前は『グラン・ブルー』の主人公ジャック・マイヨールからつけられた(壁には本人のサインもあったりする)。なんか、店主がメディアに犯されて勢いで開店しちゃったみたいな店を連想するかもしれないけど、店主はあのスパゲティ専門店「ハシヤ」出身。まずかろうハズはない。

 「ハシヤ」は代々木八幡が本店だと思うけど、古くは「壁の穴」が開拓した和風スパの地平をさらに広げた店として有名。ハシヤ系の特徴としては、群を抜いたアルデンテ感、盛りの多さ、やや濃い目の味付けといったあたりがあげられるけど、「マイヨール」もそうした部分を濃厚に引き継いでいる。和風テイストのスパケディ自体、ひと時代前の流行なのかもしれないけど、もうそれが懐かしく感じられるほど、しっかり日本に根付いるといえるかもしれない。

 実際、マイヨールで一番旨いと思う「アサリのスペシャル」などは、日本以外ではなかなか簡単に食材が揃わない。アサリはともかく、シメジ、キムチに納豆、海苔だもの。もう立派な日本の味だ。

 この店を最初に見つけた時は、住友ツイタンワーに寄った帰り。あそこら辺の川っ端は、なんとなく馴染みが薄い場所なんで、日比谷線に向かう帰り道がわからなくなってウロウロしていたら、OLたちの大行列を発見。その先を見たらパスタ屋さん。「これだけOLを並ばせる店がまずかろうハズはない」と思って迷わず並んで喰ったのがマイヨールはじめ。で、大正解。
mayol_asari_special.jpg

 店内はテーブル席が12席、カウンター席が7席の19席とそれ程広くはないけど、光が入ってくる開放的な感じ。海水魚と熱帯魚の水槽もあり、イルカやサメの置物などが飾られているが、中途半端な感じを受けるのはご愛嬌。2001年のクリスマス・イブに自殺しちゃったジャック・マイヨールのサインは1998年とある。『グラン・ブルー』の中でもマイヨールをモデルにした主人公は、ジャン・レノ扮するエンツォと仲良くっつうかガキっぽくパスタを食ってたなぁ、なんてことがフト頭をよぎる。

 ハシヤ系お得意のなすとベーコンの唐辛子トマトソースのほか、あさりのスペシャルなど海鮮素材が多いのも特徴かな。ガーリックに玉子と生クリームを加えたソースにパスタを和えた「ベーコンとタマゴのスパゲッティ」などバター・クリーム系も多い。もちろん、オイル系のあっさり系など、バァラエティ豊富すぎるほどのメニューだ。ソースがよく絡まる1.7mmの麺(バリラ)は大きめの釜を使い、強火で茹であげられる。前もかいたけど、アルデンテ感は抜群。そしてパリラの1.7mmはハシヤ系御用達。

 どうしても味が濃いので、ビールを飲みたくなる。また、健啖家のあたしとしては、いくら盛りがいいとはいえ大盛りがデフォルト。すると「アサリのスペシャルの場合は」1900円となってしまうが、満足感の方が大きい。味付けはジンジャーまたはガーリツクから選べるが、ぼくは絶対ガーリック派。ハシヤではガーリック味にすると100円増となるがマイヨールは変わらないのが嬉しい。

 小さい店の中で厨房3人、昼時にはフロア3人も加わった6人が大回転しているのは人大杉という批判や、亀島橋から見るデッキに見立てたベランダをもっと片付けろとかいう声も聞こえてくるけど、とにかく大好き。

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