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May 11, 2004

東京B級グルメガイド#31「むさしや」

むさしや 港区新橋2-16-1 港区新橋ニュー新橋ビル1F
 「オムヤキ」が一番のお勧めのJR新橋駅前に鎮座するニュー新橋ビル1階にある大衆食堂というか、立ち食い一歩手前というか、中華がかったメシ屋。外から見ると、中で喰ってる人は一本足のスツールに座った足元しか見えない。前はきっと立ち食いソバ屋だったにちがいない。でも、なんらかの理由で定食屋っぽくなったんだろう。なんとなく通りかかったとき「いい感じ」に思え、メニューを見てその豊富さに驚き、実際喰ってもまあまあだったという店だが、「オムヤキ」がなければお勧めはしなかった。

 この店のメインは焼きそばだ。レギュラーのソース味、塩焼きそば、醤油味ベースの上海焼きそばなどのメニューを揃え、「単なるメシ屋の焼きそば」ですませていない。ラーメンにも、焼きそばにも使われているここの麺は、新潟の名水を使って練っていると豪語する中細の縮れ麺。硬めで弾力性がある。

 そして、その焼きソバを使ったオリジナルの創作料理が「オムヤキ」。前夜の残り物の焼きそばをオムレツの具にしてお弁当なんかにするというのは主婦の智恵だと思うが、『むさしや』は単なるソース焼きそばではなく、そばめしにしたものを包むという風にひとひねりを加えている。考えてみれば、オムレツの具はケチャップライスなのだから、単なる焼きソバをつつむよりも、そばめしにした方が、よりオムレツに近くなるのは理屈。
musasiya.jpg

 忘れられないポイントは、オムレツもオムヤキも、どんぶりに入れられて出されること。オムヤキのほか、ナポリタン、カレー味のコロッケ、キャベツの千切りが入り、ボリューム満点に盛り付けられている。味はまあまあっつうか、そばめしを薄焼き玉子でくるんだ味そのもの。とにかく、B級グルメここにの極わまれり、みたいな味。

 ニュー新橋ビルはランチのメッカみたいなところだが、さすがに、そういうところに店を出していると仕入れもよくなるんのだろうか。置いてあるソースや醤油なんかもいいものを使っている。

 ラーメンも醤油、塩、味噌のほか、オイスター味の香港ラーメンなどがあるほか、カツ丼(卵とじ、ソース、味噌味)、オムライス、やきとり丼、各種定食と、カウンター席のみ8席の店のわりには多彩。調理をする人はたったひとりでチャッチャとつくりまくる。四川から直輸入していると豪語する豆板醤を使ったマーボ丼もなかなかいける。

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