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April 23, 2004

『友情について』

『友情について』キケロー

新訳されたキケロー選集の9巻(1999)から『友情について』〔ラエリウス〕が岩波文庫に入った。例によって、帰りに読むものがなくなったので、六本木ABCで買う。賢者の誉れ高いラエリウスが、無二の親友だった小スキーピーの死後、二人の娘婿を前に友情について語るという形。キケローはラエリウスから修業時代に親しく噂話を聞いたというが、それを元に対話篇をでっちあげるというのは昔はアリだった手法。

 友情論の古典といわれるが、実に退屈。よくお寺の入り口なんかに書いてある常識一回ひねり型のような人生訓が延々と語られる(とはいっても短いが)。キケローなんていうのはラテン語の師匠としての価値しかないと思うのだが、どこら辺がイイのか、いつかやっている人たちに聞いてみたいとは思っている(ラテン語はマジメにやったことないので)。

 ちなみに、一番有名なところはここだろう。「わしはただ、人間に関わるあらゆることの上に友情を置くべきだと、君らに勧めることしかできない。これほど自然に適うもの、順境にも逆境にもこれほど役に立つものはないのだからな」(p.22)

[17]ego vos hortari tantum possum ut amicitiam omnibus rebus humanis anteponatis; nihil est enim tam naturae aptum, tam conveniens ad res vel secundas vel adversas.
TVLLI CICERONIS LAELIVS DE AMICITIA

Cic.amic. = Cicero, Laelius de amicitia キケロ『友情について』〔ラエリウス〕

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