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April 04, 2004

東京B級グルメガイドその1「キッチンアオキ」

キッチンアオキ 千代田区飯田橋4-8-11 3264-0869

 昨日、FC東京の試合を観にいき、帰りには例によってFC東京の監督である原博実監督を敬愛するヒロミスタ諸氏と痛飲したのだが、ありがたいことに拙Blog(なんて言葉があるのか)を読んでいただいている方から、「本を中心としたBlogというコンセプトは残しつつ、B級グルメガイドは神田に限定しなくてもいいのではないか」という貴重なアドバイスをいただいたので、今回から、多少、範囲を拡大する。

 さて、さっそくだが、ハヤシライスは何故か高い。グリル満天星なんかは1800円する。上野精養軒あたりでもカレーが600円なのに対してハヤシライスは900円と、安いことは安いけど1.5倍もする。納得できない。ソースづくりに手間と時間がかかるのはわかるけど、ちょっと高いんじゃないの?って感じ。ということで、美味しいには美味しいけど、なぜかガッカリさせられることも多いハヤシライスの店では、ここをお勧めしたい。飯田橋で35年やっている洋食屋さん。わざわざ遠くから行くことはないけど、近くならいっちゃうのは確実な店。

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 飯田橋駅の改札を出て、目白通りを九段の方に向かって歩き、ちょっと脇に入ったところにある店。地味だけど、よく見るとうっとりようなたたずまいをみせる。パンのキムラヤと一体になったつくりで、チロル風の木ワクが効いたデザインの外観は、それだけで楽しげであり、かつノスタルジック。中も明るく清々していて、小さな観葉植物なんかも、そのサイズが店にぴったりという感じもする。こじんまりとまとまっている。カウンターは10席、2人が向かい合って座る小さなテーブルが3つの計16席(なぜ飲食店は8の倍数の席数のところが多いのか?)。

 出てくるハヤシライスはシンプル。チャツネの味が懐かしく感じる味ってやつ。特筆すべきものはないかもしれないが、なによりも安心して食べられる。カレーもハヤシも700円だが、これに100円プラスするとサラダと味噌汁がセットでつく。

 そしてお勧めはカレーとハヤシの両盛り。カレーもなかなかの店なので、両方食べたいというお客さんの要望に応えたのだと思う。単品のカレー、ハヤシはどちらもも平皿で出てくるが、両盛りはオムライス風にこんもりとライスが盛り上がって、オムライス用の、やや細長く深い皿の両側にハヤシとカレーを分けてかけてくれる(写真は大盛りなので平皿)。800円と単品より100円高いけどサラダが付く。

 手間も多少かかるだろうし、サラダもついてくるので100円高いのも納得的かな、と。そういった納得感が伝わってくるのが嬉しいし、カレーとハヤシが交じり合ったところをライスですくって食べると微妙に美味しい。なんともうっとりする。

 時々「いったい何を考えているんだ」という店もあるけど、ここは店側の考え方が形になってさりげなく伝わってくる。お互いに忙しいランチタイムなんかでは、店の人と話すことなんていう時間は少ないけれど、キチンと値段と形で分かるような無言のコミュニケーションはとれるはず。そのいい見本だと思う。

 お昼の日替わり弁当(850円)も手を抜てない。

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Comments

昨日(6月10日)の13時ごろ行って来たのですが、正式名称「ハヤシとカレーの合盛(サラダ付き)」は880円でした。この2ヶ月の間に値上げしたのでしょうか。平皿にライスが薄く丸く盛られ、ハヤシとカレーはそれぞれ小鉢に別盛りされ、自分でかけて食べる方式でした。味の濃いカレーを先に食べてしまい、ハヤシの味が今一つよくわかりませんでした。先にハヤシ、次にカレーという順番で食べるべきだったと後悔しました。カレーはそれほど辛くもなくちょうどいい味でしたが、ハヤシは少し肉臭さが鼻につきました。

Posted by: B級ちょっとC級気味 | June 11, 2004 at 10:45 AM

平皿でしたかぁ。合盛の普通盛りは、カレー皿だったハズなんすよね。

>味の濃いカレーを先に食べてしまい、ハヤシの味が今一つよくわかりませんでした。

それは残念。とはいっても、町の洋食屋さんにしては「まあまあ」みたいな感じなんで。

だけど、ちょっと心配。今度、いってみますね。

Posted by: pata | June 16, 2004 at 12:59 PM

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