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April 24, 2004

『キル・ビル Vol.2』

 封切りの初日に観たなんて何年ぶりだろう。タランティーノの映画はなんでもありの映画だが、今回もカンフー、チャンバラ映画、マカロニウエスタン、ギャング映画、それに母子ものまでダッコ煮状態。

 それにしても、一番の驚きはデイヴィッド・キャラダインだ。TVシリーズの「燃えよカンフー」のケイン役で当りをとった後、その哲学的な風貌からか『ウッディ・ガスリー我が心の歌』(76)『ロング・ライダーズ』(80)などやや地味な作品ばかりに出て、いつの間か半分引退のような形になっていた。こんな見事な復活劇は、『ラストショー』で一気に生き返ったベン・ジョンスン以来のことじゃないかな。

 それにしても、デイヴィッド・キャラダインの70歳に近い年齢を感じさせない身のこなし、危険な香りはどうだ。ユナ・サーマンとの複雑な愛の物語に真実味を持たせるためには、彼の存在感が絶対に必要だが、その期待をはるかに超える素晴らしさ。リチャード・ハリスを危険にした感じとでもいうか…。父親のジョン・キャラダインも70歳を超えてからも活躍したが、親子二代の息の長い俳優になることは間違いなさそう。しかも、今回の主役で格も完全に父親を抜いた。

 あまり出番は多くないのに、観終わった印象は完全に主役。キル・ビルvol.1も彼は不在という形で主演していたが、vol.2も常に「不在の存在」を意識させている。ラストシーンはもちろんのこと、サンドイッチをつくるシーンの素晴らしさはどうだ!

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