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April 10, 2004

東京B級グルメガイド#6「CHEF'S」

CHEF'S(シェフス) 新宿区新宿1-24-1藤和ハイタウン1F 3352-9350

中華料理のイメージが変わってきた。トマトと卵の炒め物などの家庭料理を、素材を活かしたかたちで食べさせてくれる店なんかもけっこう出てきている。とはいうものの、“新しい感覚の中国料理”という意味のヌーベル・シノワだが、なんちゅうことはない、英語訳せば「ニュー・チャイナ」。

ニュー・チャイナなんて呼んだら、有り難味はないし、安い中華料理のチェーン店だと思われかねない。フランス語のあやしさよ。カリフォルニア、フレンチ、イタリアン、和食などの要素を取り入れた新しい感覚の中華料理というコンセプトは悪くないが、微妙にコストをセーブした内装が目立ったり、コンセプトほど新しくない料理を出す店も多いのがヌーベル・シノワの現状ではあるまいか。

そんな中で、許せるのがこの「CHEF'S(シェフス)」。
chefs_charhan.jpg

「CHEF'S(シェフス)」は内装といいBGMといい及第点。ビールや紹興酒を傾けながら楽しむ中華ソーセージ、クラゲの酢漬けなどの定番前菜も悪くないし、「玉子とトマトの炒め物」も旨い。春巻、シュウマイ、ビーフンなどの点心も悪くない。春巻などはえびが丸ごと入っていたりして、ヌーベルらしく素材の存在感を強調している。あばら骨の煮込みなんかも肉塊がごろんと出てくる、なんつうか飾り気のない料理だが、味が良しみこんでいる。香辛料はかなりエスニックしている。

上海蟹の季節には「上海蟹味噌炒飯」が旨い。口の中に蟹の旨みが駆け抜け、浸透し、留まる。ぼくのばあい、首都圏で上海蟹を一番旨く食わせてもらえる店は、赤坂の楼外楼だと思っていて、楼外楼の場合は高菜ソバで〆るのだが、ここでは華コンソメの細打ち麺であっさりとしめるのが吉かも。

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