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March 25, 2004

『Football Nippon』本格創刊号

『Football Nippon』講談社

 「ナショナルフットボールマガジン」というサブタイルは何か悪い冗談だと思っていたのだが、ついに講談社から『Football Nippon』が本格創刊された。

 『山本昌邦備忘録』、潮さんの『日本代表監督論』、岡田監督の『蹴球日記』などのFootball Nippon Booksのラインアップはなかなか悪くないと思うが、それにしても、読売日本フットボールクラブ並みの勘違いだと思うのだが。どこか間違いだったら教えていただきたい。

 それにしても、今回の創刊号でわかったことがある。Football Nippon Booksに潮さんの本が入ってるし、連載で船橋洋一さんが書いて、しかも岡田監督が『蹴球日記』の中で、韓国から日本に戻る時、NHKの出演にどうしても間に合わせるため、朝日新聞がチャーターしたセスナ社の小型ジェットに同乗させてもらったとか書いていたが(p.28)、ここら辺から、講談社と朝日新聞のつながりはあったんだろうか、と思ってしまう。まあ、ぼくはまったくいいんだけど。

 夜、六本木ABCで買って、帰りの中で読んだ感想を箇条書きで書いてみると

1.写真がNumberよりは相当落ちる(つか、ひょっとして、朝日新聞の写真部から大量に借りるというか提携しているんだろうか?ニコンのデジタル一眼特有の粗く、コントラストの強い写真が目立っている)
2.中田英のメールが大量に引用されてるが、独占的に使っていいという契約を結んだのだろうか?
3.ジーコに増島みどりさんがインタビューしているが、これも中田英つながりなのだろうか?

 なんとなく、講談社+朝日新聞のサッカー出遅れ組連合が、手当たり次第にコネを使って、一見、豪華にブチあげました、という意図が見え隠れしている。その出遅れ連合軍には岩波書店から『地図にない国からのシュート-サッカー・パレスチナ代表の闘い-』を出した今拓海さんが加わって、巻頭の6ページのレポートを飾るというのだから、なんだか、一見アカデミックな弱小連合っぷりがさらに際立つ。しかも、巻頭レポートが来日したイラク代表にちょこっとインタビューしたのをまとめた「スポーツと戦争」ときたもんだ。この時点でささくれだったココロは、文末の「恐るべき相手と日本は戦うことになるかもしれない」といういかにもな結びで「いい加減にしろや」と爆発しそうになる。

 まあ、個人的には増島みどりさんのジーコインタビューは出色のできばえだったから、これだけを読むためにも、880円は安いと思った。男のライターのインタビューは、タメはろうとしたり、妙に媚を売って取り入ろうとしたり、下心が見え透いてイヤだが、女性インタビューというのは、まっすぐな感じがするから、意外に好きだ。しかし、これだけ素晴らしい内容にもかかわらず巻頭にもってくれないというのは、ジーコには人気がないんだな、とつくづく悲しい。

 ありがちだが、記事にサッカー風の採点をつけたいと思う。

今拓海の巻頭レポート  4.0:ライターも編集も勘違いしている
大住、後藤対談      5.5:ネット上でもう見飽きた議論だが、敬意を表して
ヒデメール    3.5:こういうのを本当の「糊と鋏」でつくった記事という
増島ジーコインタビュー 7.5:素晴らしい、出色のできばえ
井原、洪対談       5.0:緊張感のない終わった人同士の対談
楢崎インタビュー     5.0:既読感に襲われた
村上龍連載        6.5:村上龍さんは、こういう雑誌に余裕ある見開きで書かせると最高にうまい
船橋連載         4.0:これでよく原稿料をとれる
U23特集         6.0:さすがに資料は、新聞社と提携しているだけあって豊富?
モノクロの埋草      4.5:活字がたちあがってこない

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