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March 21, 2004

神田B級グルメガイド4「松翁」

松翁 千代田区猿楽町2丁目1-7 3291-3529

お目当ての本が古本屋街で見つかって、神保町交差点に立ち、このまま帰ろうか、それとも蕎麦でもたぐっておくか、と考えるとき、立ち上がってくる蕎麦屋が3方向に4、5軒はあるというのも神田の強みだ。もし、JRの水道橋から立ち寄る用がある場合などには選択が楽になる。その方向では、松翁(まつおう)で決まりだから。

 ここのセイロは「ざる(850円)」と「田舎」の2種類。両方が盛ってある「2色もり(950円)」というのもある。田舎とはいってもボソボソで太いということはないし、ちょっと色が濃く、噛み応えがある感じ。香りも、肌の艶かげんも素晴らしい。しかも、藪御三家のように3回ぐらいたぐっただけで終わりという量ではなく、少し抑えた昼食ぐらいにはなる。
seet_pous.jpg

 セイロの汁は濃い口と薄口の2種類。蕎麦湯が白いドロリとしたタイプなので、濃い口の方がいいかも。蕎麦の栄養は全て湯に溶け出している。蕎麦は蕎麦湯を飲んで食事として完成することを考えれば、汁を選ぶのは重要だ。

 酒を飲むときのツキダシは蕎麦味噌だ。砂糖は控えめで、冷酒と合う。ちなみに、酒も蕎麦湯も鉄瓶で出てくる。池波正太郎も山の上ホテルから歩いてきて、独り尽していたのだろうか。

 暖かい蕎麦も手を抜いていない。蕎麦屋にしては品数が多く、これで厨房は大丈夫なんだろうかと思うほどだけど、それが暖かい蕎麦に生きている。写真はなめこ蕎麦。昼飯時に撮ったんでお茶が無粋だけど、こんななめこ蕎麦見たことないでしょ?

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