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March 20, 2004

神田B級グルメガイド2「スヰートポーヅ」

スヰートポーヅ 神田神保町1-13-2 3295-4084
 神田の古本屋街から一本入ったすずらん通りにある餃子専門店。古本屋で本を買ったあと、友達なんかとビールでも飲んで、ちょっとしゃべりながら腹ごしらえするのに使っていた。
 間口1間半くらいの狭い店で、隣も有名はロシア料理屋さん「ろしあ亭」。昭和初期の「看板建築」様式なのだろうか、奥は意外と広い。4人がけのテーブルが7つ置いてある先に、厨房兼レジがあるというつくり。

 焼き餃子は1種類。1時すぎになって水餃子と天津餃子がメニューに加わるだけ。

seet_pous.jpg

 開店は昭和11年だ。英語名はSweet Paozu。Paozuは包子なので「おいしい包子屋さん」みたいな店名か。なんでも先代は満州で修業し、現地で店を出していたこともあるとかで、なかなかいい名前はその名残のよう。なお、現在は3代目。

ここの焼き餃子は春巻きみたいなズンドウ形で、しかも両端が開けっぴろげというスタイル。ここでした見たことのない形だ。普通は、具をすきまなく包みことによって旨みを外に逃がさないようにするが、ここは皮を真ん中で止めているだけ。なんと具が顔をのぞかせている。つまり、横から覗けば具が見える。こんな形をしているのに、肉のうまみがきっちりとどまっているのは、野菜より肉の方が多く入れて水分を調整しているのと、ニンニクを使っていないことに秘密があるのかもしれない(取材してないし、教えてくれるもんでもないだろうし)。

餃子定食(焼き餃子8個+ライス+お味噌汁)は754円。このほか、中皿(焼き餃子12個)、大皿(同16個)もある。ちなみに味噌汁に具はほとんど入っていないヘルシー(?)タイプ。しかし、焼き餃子は皮がパリパリしていないし、その独特の形状からして好みが別れると思う。むしろ、お勧めは水餃子。横っぴろげにしてあっても具に旨みが留まっているぐらいなので、それが完全に包まれ、茹でられていたら、どうなるか。

答えはムッチムチのバッカウママ。小籠包みたい(ちょっと皮は厚いが)。

ただしこの水餃子は午後1時すぎにしか出て来ない。普通の水で茹であげているだけなので(つまり、スープで炊いているわけじゃないので)、酢醤油で上品にいただこう。酢醤油は調整したものを出してくれる。これが絶妙。少ないし頼りないかな、と一瞬不安になるけど、10個食べ終わるまで十分、持つのが嬉しい。

相席していた初老の夫婦が「昔、古本屋寄ったあと、ここでよく喰ってね」「うん、おいしい」なんて会話しているのを聞いたこともある。なんかいい感じ。客あしらいは必ずしも良いとは思えないけど、なんとなく、気分がいい店。

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