January 27, 2012

フォーナム(PHO NAM)のチキン・フォー

Phonam

ミッドタウン ガレリアB1F 5413-3224

 フードコートにある店で、いつか入ろうかと思っていたところ、夜にヘビーな食事があるため、軽くすまさなければならないという日に訪問してみました。

 まあ、軽く行くんだったら、ご飯もののグリーンカレーよりもフォーでしょ、ということでチキンをチョイス。

 さっそくスープをいただきますと、なかなかコクのある味でした。

 ということですが、さらにニョクマムを追加して調整。

 こんなもんだとは思いましたし、十分、使える店だと思うのですが、パクチーもう少し入れてほしかったかな。

 テーブルにはこのほか、甘味噌、チリソースが調味料として出ていてチキンにはチリソースをかけていただきました、

 調理スタッフはベトナムの方みたいだし、女将さん(?)もベトナムの方みたい。

 お茶はロータスティーでした。

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January 26, 2012

「すし処 対州」のまかない丼

Taoshu_makanai_don

 新宿の小田急百貨店冬では31日まで「冬の北海道物産展」をやっています。

 こういうイベントも含め、東京は本当にグルメな街ですよね。

 ということで、さっそく行ってきました。

 お目当ては「すし処 対州」。

 北海道まで行かずともネタを味わえるのはありがたいし、まあ、旅行気分も少しは味わえます。

 ということですが、夜にヘビーな食事が控えていますんで、「まかない丼」をいただきました。

 1050円とリーズナブルですよ。

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January 25, 2012

『摂関政治 シリーズ日本古代史6』

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『摂関政治 シリーズ日本古代史6』古瀬奈津子、岩波新書

 『農耕社会の成立』から始まったシリーズ日本古代史も本巻で完結。日本史をやっている先生方は、キッチリしている方が多いのか、ほとんど予定から遅れなかったのは素晴らしいと思います。

 そして「古代史」の終わりらしく、本巻のモチーフは、摂関家の成立によって《ヤマト王権を形成していた諸大夫(まえつきみ、豪族)》が終焉を迎え、天皇制は消滅しないで存続していくものの、実権は摂関家、院、幕府が把握するという《その後の日本における政治の仕組み》が出来上がった、ということだと思います(p.215-の「おわりに」)。

 他の貴族を圧倒する力を得た藤原道長が、こうした新しい政治システムをつくりだし、古代貴族や在地首長が没落したのは、唐帝国の滅亡によって白村江の敗北以降の危機対応の中央集権的なシステムが不要となったことを背景にしており、これ以降、日本では権力の分散化傾向が続くと同時に、国風文化が栄えるようになります。実に今も日本に残る年中行事が整えられたのも摂関期だったといいます(p.82)。

 858年に清和天皇が九歳で即位したことは、幼帝でも天皇制が機能するようになったことを意味し、応天門の変を契機に外戚である藤原良房が摂政として登場。その後、外戚である藤原氏が摂政、関白として補佐する体制ができあがり、摂関期にはイニシアチブが握るようになります。

 では、道長はどのように他の貴族とは隔絶する権力を握っていったかというと、それは政務における「奏事」を成立させたことにある、といいます(p.45-)。これは公卿以下の太政官による組織的な文書審査なしに、天皇へ直接奏聞されるもので、これによって、摂関や「内覧」が目通しして奏上することで、太政官を排除することが可能になりました。実に道長は摂関であることよりも内覧である時期の方が圧倒的に長く、政治権力とは何かを熟知していたんだと思います。

 また、この頃は通い婚が普通だと思っていましたが、最近の研究によると摂関期には正妻とは居をともにし、妾妻のところへは通うという結婚形式が多いそうです(p.34)。

 中流貴族は地方の受領となって税を収奪するぐらいしかやることがなくなってきますが、これは古代的な在地首長の崩壊と、中世的な在地領主の成長過程というこの摂関期の短い期間しか成立しませんでした。

 また、平明な白氏文集の受容によって《自らの周囲にある事物や生活における勘定を詠むことができるようになった》というのも、なるほどな、と(p.160)。遣唐使は廃止されましたが、朝廷上層部に有力な後援者を持つ僧侶たちによる、事実上の"遣宋使"は続いており、皇帝たちは代々《日本はなぜ宋に朝貢してこないのかという質問》を発していたそうです(p.176)。

 入内した頼通の娘に男子が生まれなかったことから、1068年には摂関家の娘を母としない後三条天皇が即位し、摂関家に代わる「院政」が始まるわけですが、院政は道長によってつくられた政務システムを基本にしている、というのが著者の結論です(p.214)。

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January 22, 2012

六本木「ル・コック」のローストチキン

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「ル・コック」東京都港区六本木 7‐12‐15 3405-4825

 六本木公園の横にある小さなお店。

 90年代までは外苑東通り沿いの後藤花店の並びにあったローストチキン専門の老舗です。

 店内は二人がけのテーブルが二つと四人ぐらいが座れるカウンターのみ。

 昼間っからやっていますが、店で喰わせるというより、持ち帰りと地方発送がメイン。

 店内にはロースターが二台あってチキンはクルクル回りながら美味しそうに焼けています。

 ランチはチキンのハーフとクウォーターが選べますが、いただいたのは1650円のハーフ。

 大きめのお皿にドンとチキンが載って、サラダが添えられていて、あとはライスだけ。

 塩胡椒だけでも美味しいんですが、ソースがまた飽きさせません。

 持ち帰りは一羽2800円だそうで、これから、ホームパーティかなんかある時のオミヤはずっとこれにしようかとおもうぐらい。

Le_coq_roppongi_2

 六本木に働く男性諸君!

 彼女の部屋に招かれるような際には、このチキンと後藤花店の薔薇でも持っていけば、評価はグンと上がること間違いなしですよ。

 もし長居するようなシチュエーションになったら、残った骨でスープをつくってあげよう。

 骨に香味野菜を乗っけて煮出すだけでコクのスープができあがるので、朝食にリゾットなんかをつくれば、さらに完璧。なんてねw

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January 19, 2012

「ぶどう酒食堂さくら」のパスタランチ

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ぶどう酒食堂さくら 港区六本木6-1-12 21六本木ビル1F 5786-3939

 雰囲気が良くて、清潔で、食べ物もおいしいし、お酒は元々がワインの輸入元なんでいいもんを出してくれるという四拍子も五拍子も揃った店が「ぶどう酒食堂さくら」。

 なかなか腕利きのピッツァイヨーロ(ピッツァ職人)がいて、ピッツァが素晴らしかったのですが、今回は初めてパスタにしました。

 頼んだのは今日のパスタで魚介のラグーソース。

 魚介と書いてあったので白のハウスワインを頼んだのですが、トマト味だったので失敗。

 でも、酸味がさわやかだったので美味しくいただけました。

 ランチは850円、ワインは300円。

 1150円なら文句なしでしょう。

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January 14, 2012

Icon2とS-Xでサウンド環境を改善

Nuforce_icon2_sx

 米Amazonに注文していたNuforceのIcon2とS-Xが届いたので、さっそく梱包をといてセッティングしました。

 アンプのIcon2は想像していたとおりの小ささでしたが、スピーカーのS-Xは思ったよりも大きかったかな。自宅のデスクスペースはなり広めにとってあるのですが、これが会社のグレーデスクだとちょっと…という感じでしょうか。

 セッティングとはいっても、Icon2を縦置き用のスタンドにさし、電源ケーブルをつなぎ(ちなみにアース付の三つ叉です)、USBケーブルをパソコンにつなぐだけなのですが、普通のオーディオと違ってくるのがスピーカーとの接続。

 なにせ、LANケーブルでつなぐんですよ。 本体のICON2側の出力はRJ45。アンプ側には普通のオーディオシステムに使われるパッシブ型のスピーカ端子につなげられるバナナプラグが付いていますが、円高だしということで購入してみた専用スピーカのS-XにはLANケーブルが付いているので、それで繋ぎました。

 今後、スピーカをコントロールするために、こうしたLANケーブルで接続するシステムは多くなってくるんじゃないですかね(ちなみにバカ高いケーブルをありがたがるような信仰は持っておりませんw)。

 いうことで、USBケーブルをMacにつないで、SYSTEMからサウンドをIcon2に選択すれば、スイッチオンするだけ。

Nuforce_sx_lan

 Icon2の取扱説明書は驚くほどの簡潔さで、イラストなし。

 まあ、ここだろと思った上のつまみを回すと電源が入り、そのままスピーカのボリュームにもなる、というつくり。

 下の、もうひとつついているつまみには○、○○、○○○という表示があるだけ。

 これだけはわからなかったので取説を読んでみると、下のつまみはセレクタで○がステレオミニジャック、○○はRCA、○○○はUSBとなります。

 まあ、取説読んだのはここだけですが、ちなみに普通のパッシブスピーカにつなぐバナナケーブルにも日本のメーカーのように+-とか表示されていません。赤は+、白や青や黒などは-というを知らないと悩むかも。まあ、こうした突き放したところがいいと思うんですけどね。

 ということで音を出しますが、最初に聴いたのは、エミルー・ハリス。彼女のソプラノがどのぐらい美しく聞こえるかな、みたいなのを個人的なリファレンスにしているから。

 コンピュータから、たとえUSB DACを経由して音を出しても、S/N比が低かったり、ダイナミック型のスピーカだと、どうしてもくぐもるんですが、そうしたガッカリ感は少なくともなかったかな。

 よく、反応のいいスピーカを称して「ボーカルの口の唇の形が見えるようだ」なんていいます。まあ、そこまでは言いませんが、十分クリアです。解像力があるっつうのか。

Icon2_sx_lan

 もちろん書斎にはブックシェルフ型のスピーカを中心としたオーディオのシステムも入れていますが、なんつうか、1枚のCDを聴いては変えるというのがだんだんおっくうになってきたと感じています。

 これは、CDが普及して、それまで、せいぜい30分ぐらいだったレコードのA面とB面をひっくりかえす作業がおっくうになったとのと同じかな、と。

 だから、iTunesからずっと聴きながら本を読んだり、テキストを書いたりするというのは、結局、音楽を聴く量は増えるんじゃないかなと思っているわけです。

 どこで書いていたのは引けないんですが、安部公房さんが「ぼくは音楽の良き利用者である」なんてことを書いていて、アーティストの方々には大変申し訳ないのですが、「利用する」には、非常にいい環境が整ってきたんじゃないのかな、と。

 ということで、次はポリーニのバッハ平均律とか聴いてみましたが、そんなに違和感はありませんでした。旅行中には、これを良くiPhoneやiPodで聴いているんですが、それを思えば十分です。

 フルオーケストラは厳しいですが、室内楽なんかを夜、ひとり静かに聴くなんていうのもいけると思います。

 ただ、専用サブウーファーW-1が推奨されているように低音は弱いですね。だから、例えばキックのきついFatboy Slimなんかは厳しいかな。キックの強い音ならアクテイブスピーカーで聴いた方がいいかも。

 ということで、ハイレゾの音源なんかも探して聴いてみます。

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January 13, 2012

『昭和陸軍の軌跡 永田鉄山の構想とその分岐』

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『昭和陸軍の軌跡 永田鉄山の構想とその分岐』川田稔、中公新書

 いやー、新年から面白い本を読ませてもらっちゃったな!という感じです。

 昭和陸軍(川田氏の定義によると、組織として政治化した帝国陸軍)のことは、興味をもってずっと本を読んでいるんですが、その中でも最優秀の人物としていつも描かれているのが陸軍軍務局長で斬殺された永田鉄山。福田赳夫元首相の回顧録でも、大蔵省時代にたぶん8月なので概算要求でガンガン電話でやりあっている時に、相手がふといなくなったと思ったら「失礼。執務中に永田鉄山が殺された」と割と平気な口調で返ってきたなんてことが書かれていて、どんな組織なんだ…と思ったりしたんですが、とにかく、日本中で一目も二目も置かれて人物でした。

 長野県出身の彼は何をしたのかと言いますと、山県有朋以来の長州閥を陸軍から放逐したんですね。そのために21年にバーデン・バーデンで陸軍士官学校16期同期の三人と落ち合い、帰国後は二葉会を組織、やがては22期の木曜会と合わせて有力な中堅幕僚を集めた「一夕会」を結成していくんですが、やり方が徹底しています。なにせエリートを養成する陸軍大学に合格させないというところから始めるんですから。22年から24年まで連続3年間、山口県出身者は全員不合格。しかも、口述の二次試験で落とすという意図的な操作を行うという(p.8)。官僚とは何かを知っていたんですな、彼らは。つまり試験を受かった者だという。

 そして次に荒木、真崎、林という非長州系を陸軍大臣などにつけるとともに、陸軍中央の課長、局長クラスのポストに「一夕会」の会員をつけていきます。

 この「一夕会」はやがて、真崎らの皇道派と、永田らの統制派に分かれていくんですが、皇道派の連中は佐賀閥や土佐閥を中心としていたというのは知りませんでしたね(p.18, p.88)。皇道派は青年将校らに担がされそうになり、それを永田らが統制しまくったということで、永田は激怒した相沢三郎に執務室で惨殺されてしまいます。

 しかし、永田が構想した、陸軍は組織として政治を動かすべきだという考え方は、石原莞爾らに引き継がれるんですが、永田の考え方が本格的だと感じるのは、暴発的なクーデターなどではなく、まずは内閣を動かし、予算をつけ、やがては内閣そのものを握ることで国家総動員体制を敷こうという作風です。「一夕会」の石原が起こした柳条湖事件の際、陸軍参謀総長が陸相の承認を得た上で、昭和天皇に帷幄奏上を行うことで部隊派遣の許可を得ようとしたことを、なんと永田課長は参内中に変更させてしまいます。《内閣を動かさなくては満州事変は正当性と合法性を失い、かつ経費の裏付けを得ることができず、結局は失敗する可能性が高いと考えていたからだった》というわけなんですね(p.41)。

 永田は総力戦体制を構築するために国防資源確保の必要性から満蒙と華北・華中が重要であると考え、それは米英との対立の可能性も考慮に入れる、というスタンスをとっていました。なんと大胆で骨太というか、本格的な思考か、と驚かされます(p.82-)。石原の世界最終戦争なども、こうした永田理論をベースにしているんだな、と思います(もちろん結果的には大敗北になるわけですが)。

 皇道派が一掃されたのと引き替えの永田暗殺の翌年、残った隊付青年将校国家改造グループが2.26事件を起こしますが、当然のように失敗。唯一残った宇垣系も予備役となり、政治色のある有力上級将官は統制派だけになります。

 こうした状況の中で強い影響力を持つようになったのが当時は課長クラスだった統制派中核の石原と武藤章ですが、やがて石原は「従来の帝国主義的侵寇政策」を放棄して、統一された新支那建設を援助すべきだという主張に変っていき、そして内蒙工作を中止すべきだとして武藤らに追い出されることになります(p.143)。武藤は永田の遺志である華北分離に反する石原の主張が許せなかった、と著者は推察しています(p.148)。

 こうした違いは永田と石原の構想の距離感からきている、と著者は言いたかったのかもしれません。永田の国家総動員法は次期大戦を不可避として、それに対応するためだったのに対し、石原はご存じ日米による世界最終戦論者ですから、その体制づくりのために次期大戦で日本は局外に立つべきだという、やや高邁なスタンス立っていたため、武藤らの課長クラスから突き上げをくらったのかな、と(p.149)。さらに武藤らを煽るようにドイツはラインラントに進駐し、イタリアはエチオピアに侵攻します。

 この手の本は「どこが日米開戦を回避できるポイント・オブ・ノーリターン」だったのかな、と考えながら読んでいるんですが、やっぱり、それは南京進駐の前に行われたトラウトマン調停だったでしょうかね。南京占領を前に蒋介石は領土・主権の保全を前提に受け入れを伝えますが、勝ち戦に驕ったのか近衛内閣は和平条件を厳しいものにすることを閣議決定してしまいます。南京大虐殺の与えた影響なども考えると、歴史にifは禁物ですが、このとき対ソ連戦の準備のために早期収拾を図りたかった陸軍参謀本部の河辺作戦課長らの意見が陸軍省を説得していたら…と思わずにはいられません(p.175)。とはいっても、その後、日本が米英との自由貿易体制の方向に舵を切れるか…という疑問は残りますが。

 また、第二次世界大戦のイメージも変わりました。この著者のように、第二次大戦はイギリスをドイツが屈服させられるかどうかの戦いだったのかな、と。もしドイツがイギリスを屈服させたら、アメリカはヨーロッパでの足がかりを失うとともに、ドイツはイギリスの工業力も手に入れ、大西洋と太平洋から挟撃を受けることになります。こうしたアメリカにとっての安全保障上の重要問題だったから、日独相手の両面作戦をあえてやったのかな、と。

 一方、日本では「英米分離は可能か」という神学論争みたいな議論をずっとやっていて、まだ大丈夫だろ、ここまでならアメリカも動かないだろうとタカをくくっているうちに、にっちもさっちもいかなくなってしまったという感じです。1939年6月に天津英仏租界の封鎖に際し、ヨーロッパ情勢に備えるためにイギリスはやむなく中国国内で日本軍の妨害となる行為を差し控えることを受けいれましたが、その三日後にアメリカはイギリスの代わりのような感じで日米通商航海条約の破棄を通告し、いつでも対日経済封鎖へ踏み切る構えみせて牽制します(p.194)。こうした事態を観察すれば、米英不可分だということぐらいわからなかったのかな…と思いますが、一方、ナチスがソ連に飛びかかったことを、参謀本部はヒトラーの致命的な判断ミスだと見ているのも「そりゃそうだわな」と思うとともに、こうした判断ミスがいっぱいあったんだろうな、と。

 さらに昭和陸軍はノモンハンでソ連の陸軍の実力を知り、それに驚愕します。このため、石原を追い出した武藤は、対ソ戦に備えるために、中国との和平を目指すというんですから、歴史は繰り返すんですな(p.200)。しかし、汪兆銘工作(梅工作)、重慶政府との交渉(桐工作)は失敗します。そして、武藤らは英米可分を信じて、南方進出によって事態の打開を図ろうとして、日米を地獄に落とすわけです(p.212)。

 一方、海軍もドイツの英本土上陸作戦が延期されるまで英米可分の立場だったんですが、英独の戦いが長期戦になったことで、必ずやアメリカが軍事介入するとみて、英米不可分の立場に立ちます(p.219)。それは、デンマーク領グリーンランドへのアメリカ軍進駐をみても明らかだ、と。そうなりゃなければ分からなかったのかよ、と正直思いますね。

 一方、陸軍の武藤は、対ソ戦を強硬に主張する田中新一作戦部長に悩まされます。田中の見立ては、もし日米が和解して枢軸国から脱した場合《独伊が屈服するか、そうでなければ世界大持久戦争となるだろう。だが、いずれにせよ事態が決着すれば、日本はあらためて米英ソ中による挟撃にあう危険がある。また、絶対不介入の中立政策も空想といわさるをなかい。それゆえ、現時点では枢軸陣営において国策を実行するほかはない》というものだったそうです(p242)。

 そして、武藤は田中らが「しゃにむにソ連に飛びかかりそうなので、それを防ぐ」ために、アメリカの対日前面禁輸の可能性があったにもかかわらず、南部仏印進駐を実施するという、本末転倒の対応をとります(p.261)。さらに海軍も米英による南部仏印の先制占拠を警戒して賛成してしまう、という負のスパイラルが速度をましていきます。

 一方、アメリカはソ連崩壊を恐れて、日米開戦を引き起こすかもしれない対日全面禁輸に踏み切ります。もし、ソ連が敗れればドイツはイギリスに向かうからですが、これ以上、日本の南進を看過すると、イギリスがアジアやオーストラリアからの物資調達が出来なくなり、それはイギリスを崩壊させるからだ、と。《一般に、日米戦争は、中国市場の争奪をめぐる戦争だったと思われがちだが、それは正確ではなく、実際は、イギリスとその植民地の帰趨をめぐってはじまったのである》という主張は新鮮でした(p268)。《アメリカ国務省の対日強硬派ホーンベック国務長官特別顧問(元極東部長)でさえも、アメリカハ中国市場をめぐって日本と戦争すべきではない、という日米戦争回避のスタンスだった》そうです(p.313)。

 42年6月からの対ソ戦でのドイツの敗走、独伊のスエズ運河掌握の失敗によって、イギリス屈服の可能性はなくなったのですが、この条件下で、どちらも東條によって飛ばされた武藤・田中にかわる新たな政戦略を構想しえる有力な幕僚は現われず(p.328)、日本はズルズルと破滅への道を歩む、というのはなんともやりきれませんでしたね。

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January 11, 2012

「鉄板焼き あおやま」の牛すじ焼きうどん

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「鉄板焼き あおやま」 港区六本木6-7-9 エムズ六本木2F 5770-6051

 六本木郵便局の近くのけっこうよさげなお店が集まっている一角にある鉄板焼き屋さん。

 カウンターのつくりは結構いいっつうか、高そうな雰囲気出していますが、ランチもキチンと対応してくれています。

 この牛すじ焼きうどんなんか950円。

 小鉢が2皿にデザート付。

 ガッツリと肉がいきたければ「お肉の盛り合わせ」1600円なんていうのもあります。

Aoyama_2

 どれも目の前の鉄板で焼いてくれますし、ちゃんとしてる。

 ということで混んでいるんですが、ちょっとしたランチなんかのお店を探す時は、この界隈をブラついてみてはいかがでしょうか。

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January 10, 2012

Efesのケバブランチ

Efes_lunch

トルコレストラン&バー Efes [エフェス] 渋谷区神宮前4-6-8 原宿ビームスクエアB1F 5474-8333

 表参道といいますか神宮前といいますか、ちょっと小径に入ったところの地下にあるトルコレストラン&バーがEfes。

 たまたま教えていただいたのですが、そうでなかったら、なかなかわからないお店。

 で、ランチに行ったんですが、割と良かったんですよ。

 店内も落ち着いた雰囲気。

 ランチはナスと挽肉の炒め物とかケバブとか定番の中から選べる。

 2人で行けばシェアしていただけて満足感も増す、みたいな。

 しかもサラダやデザートにチャイまでついて900円からというんですからコスパ高いです。

 チャイがけっこうおいしかったかな。

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January 08, 2012

Icon2とS-Xでハイレゾことはじめ

Icon2

 Computer Musicの出力はBoseのMicro Music Monitorにして聴いているんですが、少しはMacからの音を改善しようということで、USB DACでも買うかな、と思い立ち、いろいろ調べてみたんですが、これがいいか、と思ったのがNuforce Icon2。

 比較したのはオンキヨー D/AコンバーターONKYO DAC-1000 DAC-1000-Sあたりですが、デザインがあまりにも昔のオーディオっぽかったし、大きいのでIcon2に。

 いずれはハイレゾにもいきたいと思っているので32kHz/44.1kHz/48kHz/96kHzという16-24bitに対応しているし、オールインワンだし、小さいし、まあまあデザインいいし、みたいな。

 それに黄金の耳など持ってない単なるMusic Loverには送料含めて3万弱のDACで十分かな、と(昔、秋葉のハイエンド・オーディオ屋さんで、いま使っているシステム訊かれて答えたら「ああ、ミュージック・ラバー」ですねとバカにされたのはまだ根に持っていますw)。

 ということでスピーカーは通常のアンプ(Nait2)に繋いでいるLS 3/5aに、もう一本、スピーカケーブル足して繋いでしまうという、オーディオマニアからは怒られそうなシステムにするつもりでした。つまり、普通にCD聞くときとPCっつうかMacから聞くときはちゃんとどちらかは切って別々に出力させる、と。

 いろいろ調べると、ハイレゾのオーディオっつうのは、まだマニア向けっつうか、お仕着せのを拒否するとハンダ仕事とかやることになるっつうのが、いいのかな。Icon2に付属しているケーブルのアンプ側はネットワークケーブル用のRJ45、スピーカー側はバナナ端子に固定されちゃっているつくり。しかも、付属のスピーカーケーブルの赤側は+青側が-なんだけど、+-とか書いていみたいなところが、なんともユーザフレンドリーじゃなくっていいw

 ということで、例えば、スピーカ側でバイワイヤリングしようと思うと4つのバナナ端子は出せないし、小生のように、勝手にスピーカーの入力端子から2つの出力入れちゃおうという時には不便。でも、こういう時に、例えばバナナのメスになるプラグをつけてしまえばいい。LINNのLSP1とか。でも、4個で¥3,150もする。となると秋葉のパーツ屋でバナナのメスを買ってきてハンダ付けしてしまう、というのが正しい発想となるかな、と。

Nuforce_sx

 とかなんとか考えているうちに、専用スピーカのS-Xもいってしまいました(あ、色はどちらも黒にしました)。

 というのも、Icon-2のスピーカ出力端子がRJ45にしている理由のひとつがクロスオーバーネットワークの仕組みにあって、それがスピーカー側ではなく、アンプ側のIcon2に内蔵されていることで「もしかもダテじゃない」みたいなこともわかったら。

 S-XはやはりRJ45の口を持っていて、付属しているスピーカケーブルはRJ-45接続になる、と。なんでもCAT5の配線のうち6本はオーディオ用ですが、残りはS-Xとの通信用とのことで、まるでネットワーク接続w

 ふたつあわせてAmazon USから送ってもらって520$。いまのレートだと4万円するかしないか。安い。

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